選手や部下を成長させるうえで大事な3つの掟

選手や部下を成長させるうえで大事な3つの掟

(公開日2020年1月16日)

「選手に信頼してもらうにはどうしたらいいのかわからない」
「部下が思うように動いてくれない」

この記事はそんな方に向けて書いています。

こんにちは、
デーブ大久保スマホ野球塾ブログ担当の大久保泰成です。

今日は、野球をやっているかいないかは関係ないお話をします。
野球チームのコーチ、親御様、部下をもつ上司の方に、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。

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部下や子どもを持つと、

「部下が自分の言うことを聞いてくれない」、「子どもが練習をしないでサボってしまう」、「信頼してもらえない」など色々な悩みが出てきます。
社会人野球まで野球をやっていた経験や、サラリーマンとして営業部、広報を務めた経験から、部下や選手に信頼してもらい、成長させるために、大事な要素を3つ記載します。


1 お金を使ってあげること

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一つ目はお金を使ってあげることです。
部下や子どもにお金を使ってあげれば、ほとんどの人が動いてくれます。
美味しいご飯をご馳走してあげる、お小遣いをあげる。
子どもにおもちゃを買ってあげる。
みなさんも今までの経験からなんとなくわかると思います。

こうすると、90%の確率で人は動いてくれます。

しかし、お金を使ってあげることは、その場では自分についてきてくれますが、信頼にはつながりません。
なぜなら、お金で動いているからです。


自分を信頼してくれているのではなく、お金を信頼しているからです。


当たり前のことですよね。
後は、ケチになってはいけない。ということを忘れないでください。
どんなに良い人でも、ケチな人には誰もついてきません。

自分で後輩を誘ってご飯に連れて行ったのに、割り勘してお会計を済ませる。
必ず、領収書をもらう。

など、しているところを見ると、後輩は幻滅してしまいます。

自分のために、身銭をきってくれる先輩に、
「この人のためなら」という感情が芽生えます。


2 時間をかけてあげること

部下や子どもと一緒にいてあげる時間を作ってあげましょう。

仕事で悩んでいる部下がいたら、時間をつくってあげて、悩みをきいてあげる。
打てないで悩んでいる子がいたら、そばにいて練習を見守ってあげる。
自分の経験が増えれば増えるほど、どうしても自分の体験談を話したくなります。

まずは話を聞いてあげましょう。
人には承認欲求があります。
承認欲求とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求です。

「何をすれば相手が喜んでくれるのか」を察してあげる心をもってあげてください。
そうすれば、自分の体験談を話し倒すことはなくなります。

自分の体験談を押し付けるように話す人は、人のことを想って話をしているではなく、
自分の承認欲求を満たしているのです。

嬉しいときも、悲しいときも、他者に、分かってもらえない、気付いてもらえないことが一番さみしいことです。
この人は自分のことを心配してくれる、いつも見ていてくれる。
と思ってもらえないと信頼は得られません。

アメリカ合衆国の心理学者、人間性心理学者の最も重要な産みの親といわる、アブラハム・マズローは、承認の欲求には2つの段階があると主張しています。

一つは、他者からの尊敬、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる低いレベルの欲求。
二つ目は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。と。

自立した人間を育てあげるためにも、まずは、部下、後輩、子どもの存在を認めてあげてください。

3 正しく褒めてあげる

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褒めて伸ばす、しかって伸ばすには賛否両論ありますが、私は正しく褒めて、正しく叱ってあげることが一番大事だと思っています。

正しく褒めるとは何か。
結果ではなく、過程を褒めてあげてください。

テストで100点を取った子どもを褒めるのは、結果を褒めています。
そうではなく、テストでいい点を取るために、友達と遊ぶ時間を制限して勉強した過程を、褒めてあげてください。

野球の強豪校「日本大学第三高等学校」通称:日大三高で20年以上に渡り監督を務める小倉全由監督が、
甥っ子がドラフト会議で指名されて、プロ野球選手になったときのコメントが印象的でしたので、記載します。

「プロ野球選手になれたことは本当にうれしい。ただ、野球を通して立派に成長してくれていることが何よりも嬉しい」

プロ野球界は厳しい世界です。
多分、この選手は、野球を辞めることになっても、社会で通用すると思います。
結果はもちろん、過程を大事にして周りの人に感謝して生きているからです。

野球がどんなに上手くても、親に挨拶もできない選手は、誰からも相手にしてもらえなくなります。結果ももちろん大事ですが、
子ども、部下を伸ばしたいと思っている方は、過程を大事にしてください。

昨今、少年野球でも勝利至上主義が萬栄しています。
打てなかったらコーチに怒られる。
フォアボールを出したら監督に怒られる。
三振したら親に怒られる。

このような環境で育った子どもは、将来、自立して自分でチャレンジする精神を持たなくなります。
過程ではなく、結果で評価されてきたからです。

何度も言いますが、確かに、結果は大事です。それは間違いないです。
ただ、それ以上に過程が大事だということを忘れないでください。

また、褒めてあげるときは、第三者を介したほうが効果的です。
間接的に褒められた方が、信ぴょう性が増すからです。
監督から直接、「よくなっている。練習してる成果がみえてきた」と褒められるより、
親から「最近、練習をすごく頑張ってのがよくわかる」って監督が言っていたよ。と言われたほうが嬉しいですよね。

お世辞じゃない。と感じることができるからです。
周りに頑張っている人がいたら、第三者を介して褒めてあげてみてください。

逆に、叱るときにも注意点があります。
みんなの前で叱らないことです。
みんなの前で叱られたら、叱られた人は、自分の敵になります。

それは家族でも同じです。
お父さん、お母さんが一緒になって、子どもを叱ったら、親ですら敵になってしまいます。

叱るときは呼び出して、一対一で何が良くなかったのかを、感情的にならずに、叱るようにしてあげるようにしてください。
どうしてもみんなの前で叱らなくてはいけないこともあると思います。
その時は、叱った後に、その子のために時間を取って、フォローをしてあげてください。

以上、子どもや部下が成長するための3つのポイントを書きました。

当たり前のことだと思いますが、実行できる人はなかなかいません。
分かっていても、実行できないのは私も同じです。

少しでもいいので、自分のことでなく、周りの人を気遣ってあげる習慣を少しでも持つようにしましょう。
やってあげた感を出さずに、さりげなくしてあげる事も大事にしてください。

ユニクロで有名なファーストリテイリングの柳井正さんも、著書の中でおっしゃっていますが、

世界一の会社をつくろうと思ったら、自分が世界一になるべき存在でなければならない。
部下に頑張ってほしいなら自分が一番頑張らなくてはならない。
後輩は上をよく見ています。

自分はできている。という気持ちは捨てて、
自分をしっかり見つめなおすところからはじめましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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