小学生のスポーツ外傷と練習時間の関係
目次
小学生の練習量とケガの関係性
「お子さまをプロ野球選手にさせたい」「甲子園に出場してほしい」と思っている親御様は多いと思います。そのためには、小学生のころからガンガン練習させてドンドン成長させるぞ!と思いがちですよね。 量が質を生むといわれている時代ですから、量をこなすことも大切です。
ただ、小学生はケガの危機管理能力はありません。
練習させる親御様や監督・コーチがケガについて正しく理解するようにしましょう。
今日は、練習量とケガ発生率について簡単に説明しますので、参考にしてみてください。
障害発生率の増加の境界線
個人差はありますが、小学生の練習量とケガ発生率は比例しています。ちょっと練習しただけでケガをしてしまう可能性もあります。 たくさん練習してもケガをしない選手もいます。
ただ、練習をすればするほどケガの発生率は高まっていきます。
急激にケガの発生率が高まるポイントがありますので、ご紹介します。
下の簡単なケガ発生率表をご覧ください。
下の図は、小学生の1週間の練習時間とケガの発生率を記載しています。
1週間の練習時間 | ケガの発生率 |
4時間以下 | 1.3% |
4~7時間 | 1.8% |
7~14時間 | 2.9% |
14時間以上 | 6.3% |
1週間で14時間以内の練習ですと、ケガ発生率は2.9%と比較的低い数字になっています。
ただ、1週間で14時間以上したときのケガ発生率をみてください。
6.3%と急激に高まっています。
では、なぜ14時間以上の練習をすると、ケガの確率が高まるのでしょうか。
それは、集中力の低下です。
一般的には、人間は集中力がもつのは、50分程度といわれています。
小学生はこれよりも短い時間しか集中できません。
集中力の低下している状態で、練習したらケガをする確率は上がってしまいますよね。
また、小学生は体を動かすのが大好きです。疲れた、集中力が下がってきたな、と自分で感じることができないので、
限界に突入しがちです。
親御様、監督・コーチがお子様の練習時間を把握して、
子どもの疲労度や、集中力を注視してあげることがとても重要です。
トレーニング後に適切な休養をとれば体の動きは高まる
超回復という言葉を聞いたことがあると思います。
それは、トレーニングをしている大人だけでなく、小学生から意識する必要があります。
ここでは、詳しく記載しませんので、超回復については調べてみてください。
また、次に記載する「体の疲れを把握してトレーニング量を決める方法」はアスリートが取り入れている方法ですので試してみてください。
1.毎朝、心拍数をはかり、血圧の数値をチェック
血管を流れる血液の圧力が高くなる(高血圧)と、体は疲れている状態です。
血管を流れる血液の圧力が低いとき(低血圧)は、体は元気な状態です。
2.朝を起きたときの、自分の体の疲れ具合を、20段階で記入。
0が体の疲れ具合が全くない、元気な状態。20は体がしんどくて、疲れている状態であらわします。
この、血圧チェックと体疲れ度20段階を組み合わせて使うことが重要です。
例えば、低血圧で体の疲労度も低い場合は、ハードな練習をしてもケガをする可能性は低いです。
高血圧で、体疲れ度は高い数値の時は、ケガをする可能性が急激に高まります。
この、「自分を客観的にみた数値」×「自分の疲れ状態」を組み合わせることで、
ケガの確率を下げることができます。
ちなみにこの方法は、アスリートの中でも陸上競技をやっている選手は確実に取り入れています。
まとめ
昔は根性論で、とにかく練習した時間が多い選手が勝つといわれきました。練習量を多くする時期を考えることが重要です。
ジュニアトレーニングの基本は、短時間で楽しく、いかに良い型を身につけるかがポイントです。
これが、新しいコーチングです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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